株式会社シュタインズ、株式会社KIJとの資本業務提携を実施

2025年10月15日

株式会社シュタインズ（本社：東京都千代田区、代表取締役：齊藤大将）は、株式会社KIJ（本社：東京都中央区、代表取締役社長：熊切雄三）より出資を受け、資本業務提携を締結いたしました。

■株式会社シュタインズについて

株式会社シュタインズ（本社：東京都千代田区、代表取締役：齊藤大将）は、テクノロジーとクリエイティブの力で「知の格差をなくす」ことをテーマに活動するスタートアップです。

創業当初はVR美術館やVR教育など、メタバースを活用した文化・教育分野の取り組みに力を入れ、テクノロジーで人の知的体験を拡張してきました。特に、VR美術館による芸術を通じた国際交流や公立高校でのメタバース授業実施などを日本でいち早く実施し、教育機会の格差をテクノロジーで解消するモデルを構築しています。

現在はその経験をもとに、「金融環境の格差をなくす」ことを目指して事業を拡張。個人投資家が機関投資家と同等にデータやAIを活用できる環境を実現するため、企業の決算・IR情報をAIで解析する「IRデータサイエンス事業」や、投資家対応や金融リテラシーの穴埋めを自動化するエージェントシステム「IR Agent」の開発を進めています。また、金融学習アプリやゲームなど金融エンタメ領域にも取り組み、楽しみながら金融知識を身につけられる新しい学びの形を提案しています。

代表の齊藤はエストニア・タリン工科大学で物理学修士を取得し、数値解析と言語・文化研究の融合を背景に、CNETコラムニスト、iU（情報経営イノベーション専門職大学）客員教授としても発信・教育に携わっています。理性と感性、科学と文化のあいだにある問いを軸に、人が世界をより深く感じ、理解し、表現できる環境の創造を目指しています。

■資本業務提携について

今回の資本業務提携は、株式会社シュタインズが掲げる「知の格差をなくす」という理念を、教育と金融の両面から拡張するための重要なステップです。

今回の提携を通じて、金融分野における情報格差や学習機会の非対称性を解消し、誰もがデータと知識に基づいた判断を行える社会を目指します。

出資元である株式会社KIJは、スタートアップ支援や地方創生をはじめ、社会に新しい機会を生み出す活動を続けており、シュタインズの取り組みを推進するうえで、極めて重要なパートナーです。両社は、教育や金融の領域にとどまらず、社会の構造的な格差をテクノロジーと創造性の力で解消していく共通のビジョンを共有しています。

今後は、データサイエンス・AIといった先端技術を活かしながら、学びと経済活動を結びつける新しい知の社会的基盤の構築を目指します。

人が「知る」「考える」「選ぶ」力を取り戻すことで、感情と科学が共に息づく持続的な社会を実現していきます。